絶景とはまさにこのこと。
先日、カタログ撮影のため早朝の伊豆方面を訪れた時のショット。
富士山といえば・・・
富士山は私のヘルメット後部に描かれているので、観たことがある人も多いだろう。その由来は・・・
http://www.studiokome.com/
'86 ~ 私のヘルメットは「スタジオコメ」でペイントしてもらっている。既に20年以上だ。
私が絶対的な信頼を置く「米山さん」は、ヘルメットの開発やレース現場経験のある方で、F・スペンサーやタイラさんのヘルメットデザインを手がけたことでも有名。またここ近年では4輪 F1 の世界で活躍する「佐藤琢磨」選手のヘルメットなど、多くのプロドライバー用ヘルメットをペイントしている。
要するに「ヘルメットペイントだけ」にこだわる「匠技師」なのだ。
私のヘルメットデザインも、基本的には米山さんによるもの。国内ロードレース界では一番早くグラデーションを取り入れ、そして今では当たり前の蛍光塗料も真っ先に導入したのを覚えている。 その後部に描かれた富士山も・・・「和の心」を取り入れ、日本情緒豊かな表現の「作品」なのだが、何故作品か?
私のヘルメットには、米山さんのサインと判がある。 日本絵画によくある奴だ。 そして描かれた富士山は銭湯の壁画をイメージしてある。そう「銭湯 !」 銭湯、銭湯、戦闘、先頭・・・「先頭」。その通り、「一番」なのだった。(オヤG・・・)
凝ったペイントは重量がかさむ。ヘルメットメーカーが、クラッシュなどによるライダー、ドライバーの頭部へのダメージを軽減するため、必死で素材研究や強度確保、そして軽量化を試みていても、ペイントで重くなってしまっては水の泡。スタジオコメでは、そんな基本を重要視し、徹底した塗料管理がされ、なおかつ仕上がりは最高のものを提供してくれる。
私も過去にレースやテストで転倒し、当然だが頭部を強打したのだが、アライヘルメットは私の命を守ってくれた。そしてヘルメットのペイントは傷付き酷く削れているものの、「剥がれ」は一切無かった。どんなに酷いクラッシュででもだ。
ライダーやドライバーの命を守るヘルメット。絶景の富士山を観ながら、自然が作った絶景に感動出来る今を嬉しく思ったのだった・・・。