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2008年4月

2008年4月28日 (月)

SBK Assen ...

 

 

SBK Assen が終わった。

今年はレギュレーションが変わり、DUCATIのマシンが1200ccにアップされているので、4気筒1000cc勢は苦戦気味。でもレースは混戦なので、見る側にとってはレースの醍醐味が増していて楽しめる。

 

チャンピオンシップ・・・ハガノリは残念ながら水をあけられてしまっている。転倒ノーポイントが幾つかアリ、追い上げを期待したいところなのだが、今回の Race 1 、また転んだ。

SBKのレースは、各ラウンド 2 レースあり、1日に 2 回レースを戦う必要がある。もちろん怪我などをしてしまえば大きなビハインドを追うことになるし、逆の立場ならば大きく追い上げることも可能になるので、毎レース目が離せない。いやそれ以上に、ライダー達もレースを楽しんでいることが伝わってくるので、見るスポーツとして純粋に楽しめるのかも知れない。

そしてSBKのライダー達は非常にエキサイティングだ。使用するタイヤがワンメイクであること、そしてそのタイヤがハズレを引くこともあるなど、不確定要素がたくさんある事が影響するのか? とにかく行ける時には徹底的に攻めてくる。もちろんぶつかるのは当たり前だし、マシンというよりも人間臭い戦いが露骨だからだ。

今年のSBKは、Web サイトでリアルタイム観戦が自由になった。

http://www.worldsbk.com/pubb_EN/index.php

昨年までは有料だったのに、今年は大盤振る舞い♪ 土曜日のスーパーポールもレースも見放題♪ そして日曜朝、是非見て欲しいのは ST1000 というカテゴリー。YZF-R1 などスーパースポーツが、狭い改造範囲で戦うレースは、SBK以上に「狂った」奴らがしのぎを削る。こういった中から這い上がってくる奴らは、ただ者じゃない・・・と感じさせられる。これらのレースは、後日でもダウンロードして見る事が出来るので、時間があるときにでも観戦をお勧めしたいところ。

 

写真は、オランダ・Assenのコースが改修される前のヘアピン。'95 に、故 永井康友が事故に巻き込まれた場所だ。私は'05 年に訪れた際、日本の缶ビールを持っていった。そしてレースが行われる前日、私は暫くそこで時間を過ごした。色々な事が頭を過ぎったが、モータースポーツを愛するものとして、誇りを持ち続けたいと改めて思った。

永井の後輩に当たるハガノリ。今年も熱いハートで追い上げて欲しいと願っている・・・。

 

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2008年4月21日 (月)

体験版 Come...

 

 

体験版 Come on Racing !

2002年に始めた「体験かもれ」。これはモータースポーツの原点である「楽しさ」を実体験する企画。バイクの楽しさ、難しさを実感し、そこで得られる達成感など、日常では味わいにくい心の感動を共有しよう♪という趣旨で行っていました。

しかし都合により継続開催が難しくなり、現在は小規模での開催に留まっていたのですが・・・

何と今回 ! 「出張版? 体験かもれ」のような「バイク体験教室」を開催することになりました~♪

詳しくは・・・

http://www.presto-corp.jp/news/n20080417_01.php

 

そもそも、私がバイクにのめり込んでいった? 原因は、先日触れた「ショッカーのアジト前」のような場所で、バイクで自由に走り回った時に受けた感動があったから。 自分が受けた感動を、出来るだけ多くの人にも味わってもらいたい ! それは今の時代にあった場所や手法で・・・と言うのが本筋だったのだ。

今回プレストコーポレーションから発売されることになった「TT-R110E」(「イー」と言ってもショッカーの「イー」ではない)

http://www.presto-corp.jp/lineups/08_tt-r110e/index.php

を使って、バイクに乗ってみよーぜぃ♪ という企画があり、その講師として声をかけてもらった。

基本的にはアクションクルーで開催していた「体験かもれ」を、更にバイク初心者向けにアレンジした内容なので、バイクに乗った事が無いレベルでも参加が可能。ギア付きだがクラッチ操作が必要ないので、通常少し練習すれば誰でも乗れるはず♪

バイクで遊ぶ(何が危険で、何に注意すれば楽しめるか? )感覚は、もっと身近にあって良いものだと思う。そう、天気の良い日に家族でバーベーキューしたり、グラウンドでサッカーしたり・・・そんなシチュエーションを想定してます。興味のある方、または彼女を誘っての参加、子供に乗せて見たい方など大歓迎。仲間やファミリーでの参加が一番楽しめるはずなので、皆さんの御参加をお待ちしてます!!

そうそう、今回は茨城での開催ですが、反響によっては全国各地へ出張する計画もあります♪ ご意見もお待ちしてます♪

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2008年4月15日 (火)

Banded Tire Warmers...

 

販売中 !

 

 

 

 

 

Banded Tire Warmar (オーストラリア製)

バンデット・タイヤウォーマーは、motoGPやSBKなど、トップカテゴリーのチームの多くが採用する、性能や機能性に定評のあるメーカー。アクションクルーで現在販売しているのは、600cc~1000ccクラス用のCOLT(コルト)というモデルで、スーパーモタードやスーパースポーツの全てに使用できます。

R1-race
R6-nishiura

温まり具合も信頼性が高く、過酷なレースシーンを想定して80℃のサーモスタット、インジケーターランプが装備されていることから、ユーザーサイドに立った設計といえるでしょう。

私も全日本時代、そしてSBK、また現在のスポーツライディングまで愛用しており、その性能には満足しています。

※消費電力は、1 set 1000W が目安です。

 

 

 

 

  

    モデル  サイズ  カラー   定価 (日本向け フラット2 ピン 100V用)

  ・COLT  600/SB用    Black   62,500円 在庫アリ

                Red         〃

                Blue        〃    在庫アリ

                Yellow      〃

                Green       〃

              ご希望の場合、メールにて御連絡ください!!

                action-crew@nifty.com

 

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2008年4月 8日 (火)

Old time...

 

 

 

 昨年、古い友人が開くショップ(チェックオート)に、何の予告もなく訪れてみた。

 

特に広告宣伝もないのに、お客さんの口コミだけで評判となっているらしい。恐らくそれは、ユーザサイドに立った対応が好まれているからだと思う。人当たりの良い穏やかな中に、人一倍強いポリシーと並々ならぬ美的センスも持ち合わせていて、私も彼から多くの影響を受けた。

写真は28年前。このショップ・オーナーとの懐かしい写真だ。思い出したように、彼が送ってきてくれた。恐らく大切にしておいてくれた写真だったのだろう。私も懐かしさと嬉しさがこみ上げた。場所は三原~呉へ抜ける海岸沿いの道端で、景色がとても綺麗で、好きなルートのひとつだったところ。道路脇のちょっとした駐車スペースに留め、道端にカメラを置いてセルフタイマーで撮ったもの。その時の情景まで良く覚えている・・・

彼とは中学時代の同級生であり、そして高校時代は別々、専門学校へ進んだときにはまた同じと、人生の過渡期を自転車、バイクでそこら中を走り回って過ごした。もちろん彼の両親からも家族のような扱いで見守ってもらった。

彼と私は、当時通っていた中学校の直ぐ隣にあるヤマハの営業所に遊びに行っていた。そこの所長が、ショッカーが出てきそうな造成地に私たちを連れて行き、バイクで走り回る楽しさや感動を教えてくれた。

私はその後、レースにのめり込むようになり少しずつ環境が変わった。レース仲間との時間が長くなり、新たな夢も持ち始めた頃、同時に彼とは疎遠になっていった・・・

 

片道500kmの道のりを、ひとりバイクで走って実家を訪れたとき、彼のことを思い出し、「ふっ」と立ち寄って見たくなったのだった。それは一般道を、1日500kmなんて朝飯前で走り回っていた頃のイメージが蘇ったからかも知れない。毎日のように通った道も大きく変化していて、過ぎた時間の長さを知ることにもなった。

そしてショップでは、お世話になった彼の両親とも会う事ができ、30年近い歳月を実感しつつも、それぞれが過ごした人生の重みを感じたのだった。

大した話もしなかったが、話をしなくても心は通った居心地の良い時間に感じ、それぞれが歩んできた道を確認した時間でもあった。

 

人は色々な経験を経て生きている。その経験から考え方を学び、成長していくものだと思う。しかし学ぶ姿勢を止めたとき、あるときは傲慢に、またあるときは自分の利益のみ追及してしまい勝ちになる事がある。人はひとりでは生きてゆけないはずなのに、それすらも忘れてしまう・・・

しかしバイクはいつでも感動を与えてくれる。それは経験したことを再認識させてくれたり、今までにない世界観を与えてくれたり。

見栄や驕りという言葉さえ知らなかったあの頃のように、いつまでも純粋な自分でいたいと改めて思うのだった。

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