« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

2009年9月20日 (日)

止まる時は突然に・・・

秋らしい快晴。こんなに清清しい日はバイクで出かけたくなる。

連休は何処も渋滞とのニュースだったので、ヒッサシぶりに郊外のワインディングへ繰り出した。

先日22年ぶりにムチを振るったコイツは、その時負ってしまった重大なトラブルから見事生還し (たと思う) 、いよいよワインディング・デビューを果たす為、山岳へ向けて出動したのだった。

考えて見れは、コイツとそれなれの距離にお出かけするのは初めて。もちろんレストアが完了してからだが・・・不安もなかった訳じゃないが、サーキットの全開走行で、長年の「サビ」は出尽くしたはずだから、もう大丈夫 ! と、言い聞かせ、快適なワインディングへと軽やかに♪

 

 

 

最近の子達とは違って、振動は多いし、ガチャガチャと色んなところから音もする。でも軽量さが幸いで、それなりに楽しめる・・・高回転まで回すと不快キマワリないが。

意外とエンジンの中速域を使って走るとスムーズで、各ギアのレシオも繋がり良くて快適。バイクを倒しこむことでターンさせる、というレーシーな特性もマズマズ。そんなだから、免許取った頃のように休憩することも忘れて走り回った・・・そう、走り回った。

 

 

 

 

市街地から山岳方面へ入り、90km程度の距離を走った頃、スロットル操作にエンジンの反応が鈍くなった。「おお ! ガソリンがタンクがリザーブだな・・・」。何の不安もなく燃料コックをRESへ・・・もちろん復活♪。と、思いきや、100m程度でまた同じ症状が。

ん?????? トラブル? いや、普通にガス欠?? え? ここは携帯も繋がらない山の中だぞ!! バイクを揺さぶって見ると、ちょっとだけ復活の反応・・・でも結局止まった。

路肩に寄せ、恐る恐るタンクキャップを開けると・・・昔のバイクはガソリンの入り口が大きく、しかも天気が良くて周りは明るいからタンクの底まで良く見えるよ!! ほらっ・・・空っぽ。しかも見事に空っぽ、スッカラカン・・・。

色々考えた。そういえばサーキットを走るときに満タン。トラブルを直して20km程度走行。出発して90km・・・ガス欠・・・これは当然。そしてコイツをレストアした際、燃料コックのダメージが見つかり若干の修正をしたのだが、内部的に常時RES(リザーブ)状態にせざるを得なかったことを思い出した。思い出したところで何の解決にもならないが・・・。

同じ車格の YZF-R15は、給油を忘れるほど燃費が良く、満タンで400km以上走れる。そいつとはこの前、無給油で筑波まで行った。そのイメージが染み付いていたのか? いやいや、普通山岳へ向かう時は給油してから、最低でもタンクキャップを開けて確認し、安全を見越して走るものだ。と、何処かにやりきれない思いをブツケたかった。  

ええ、押しました。ただし走ってきた道を戻るのか? それともこの先にあるであろう集落を目指すのか・・・。5秒ほど悩んだ挙句、自分の性格どおり前を向いて押した。

狭いトンネル・・・通り過ぎる車に気を使い、走って押した。皮肉にも車重の軽さは助かった。上りもあったが、意外と平気で押せた。でもこの先どのくらいだろう・・・考えると気が遠くなったが、もしかしたら通りがかりのライダーが立ち止まってくれるかも?? など、色んなことが頭を過ぎった。

暫くすると、○メリカ製バイクの集団が追い越して行った。そう !  行った・・・。何台かの車も「行った」。無情な仕打ちを受けている気もしたが、現実だ。そもそも自分の不注意だ・・・。

ちょっと休憩しようかと思ったら、ちょっとした集落が見えてきた。祈るような思いで押し続けると、「○○モータース」という自動車整備工場があり、その隣に開き戸の開いた、中に原付バイクが2~3台ある事務所があった。  た・す・か・っ・た・・・。

 

事情を説明すると、保管してあるガソリンを分けていただけると♪ 神は見捨てなかった・・・

僅かばかりの給油を済ませ、一目散に下山するべく走ったが、すんごい急な上り坂や、恐らくニュートラルで暫く走れたと思われる下りなど険しい道のり。あのまま押し続けていたら・・・と思うと、気が遠くなった。そして一番近いガソリンスタンドまでの距離20km。

でも、こんな出来事が面白かったりする・・・ん? 間違っている??

 

さて連休中、明日はどのバイクで出かけるかな♪

 

| | コメント (1)

2009年9月13日 (日)

活動的な季節にあやかり

朝夕は涼しくなってきた。これからが本格的なバイクシーズンだし、人々は活動的になる。ん? 全ての動物たちもか?

以前に披露していたこいつの、「びふぉ~ & あふた~」。

 

  

全然イメージが違う・・・背景の関係もあるが、同じモデルとは思えないくらい・・・。

まぁ若干の変更もあるからかも知れないが・・・。

世の中は、まだまだ情勢が不安定。生活への不安や将来への不安、政権交代による読めない変化への不安。何時になったら将来への夢が持てる社会になるだろうか?

「昔は良かった・・・」で、終らせたくないな。そのためには常に夢を追い続けていたいと考える。今を乗り切る現実も大切だけど、将来への希望や夢、そしてワクワクする気持ちだけはなくしたくないと思うのである。

涼しくなってきた今、そろそろ新たな活動を始めよう♪ 

| | コメント (0)

2009年9月 1日 (火)

鉄人現る・・・

 

知り合いからメールが届いた。

「大会側にお願いをして、一人4時間耐久をしてきました。」 だと・・・

http://www.tokachi.org/speedway/

それは2年前に参戦した十勝4時間耐久レース。

http://www.presto-corp.jp/magazine/071124a/index.php

その方は、その時ペアライダーとして、チームオーナーとして、大変お世話になった方。

49才・・・スゲー!!

なんでも前日の練習走行でペアライダーが走行中、他のライダーが何らかのトラブルで操縦不能に陥り、激突の襲撃を受けてしまい、骨折→病院行きになり、マシンも大破してしまったとの事。本人曰く、「無類の耐久好き?」の為、上記のようにサーキット側へお願いをし、本来2~5人での走行が義務付けられている耐久レースを1人で走ってしまった・・・狂っている?? しかも2位以下を2ラップ引き離して優勝してしまった・・・このファイティングスピリッツ、不景気など今の世の中に対する不満なんか全部忘れさせてくれるほどじゃないだろうか? 夢中になれることは人間の持つ隠れたパワーを引き出してくれるものだと、改めて思い起こさせてくれてくれた。

出来ないゆよ~・・・俺にはムリ・・・ちょっとねぇ~・・・なんていう、やる前に諦めてしまい勝ちなこの頃、僅かな可能性に賭けて挑む姿は、忘れちゃいけない事なんだと思う。

でもその熱意、尋常じゃないね。北海道という冬は過酷な自然環境は、熱い心を持つ人間を作り出すのだろうか? 49才に続く若い人材が現れることを願わずにはいられない・・・

 

その十勝インターナショナル スピードウェイ、このレース翌日に、何と破産手続き開始決定を受けたとのこと・・・ 

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3108.html

確かな新情報によると、今シーズンは通常営業を続ける事が決まったらしい。

何処かの誰か、北海道の広大なモータースポーツ環境を手に入れてみませんか?? 「ふっ」と、財布の中を確認してみたけど、ちょっと足りない・・・ので、誰か頼みます・・・。いやマジで!!

町営でも何でも良いから、来シーズン以降の継続開催へ向けて、前向きな検討がされることを切に願う!!

 

| | コメント (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »