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2009年12月

2009年12月25日 (金)

年の瀬に色々あった

関根と名づけた・・・

話せば長くなるが、原付の登録へ行ったら書類不備で断られ、帰りに道端で保護した。Twitter ならば充分伝えられる要約レベル。

問題の日はクリスマスイブ、しかも真昼間だ。コイツ、幹線道路脇の植樹されているところで道草を食っていやがった。前記した内容により、やや御立腹状態でチャリで走っていたところ、何かが居る気配を感じたものの理解できず、5mほど通り過ぎて止まり、そして振り返ったら居た!!

野良ウサギ?? 最初はリスかと思ったが、ちょっとデカイ・・・それより、数メートル脇を大型トラックなどがひっきりなしに走っている環境なので危険キマワリない。近くを見渡すが、飼い主らしき人物も民家もなさそうだったので、ジャケットのファスナーを開け放り込んだ。当然だが懐内にて暴れていた。

あまりに突然の出来事だったが、ドキドキしている自分と、ついさっきまでイライラしていたはずの自分が妙に可笑しかった。そしてもちろん、衝撃を少しでも伝えないようにチャリは立ち漕ぎで帰った。その時に思いついたのが「関根」だった。

実は今年、14才のネコが亡くなった。そしてその後を追う様に15才だった犬も亡くなった。命に対して色々考えさせられたが、考えても何も解決には至らないこと。現実は現実・・・。しかしだ、こんなタイミングでコイツに出会ったのは何かの縁? サンタ? 苦労する?? まぁいいや、とにかく事務所に居座ることになった。オスだかメスだか、種類だって分らないままだが・・・。

 

写真は'10モデルのYZF-R6。マッサラの新車だ。ここ最近でのヨーロッパ市場は白が人気だとか。確かに新鮮な気もする。んでもって走り回った。グイグイグイグイグイグイグイグイと。

しかし何時見ても挑戦的だよな、コイツの顔は。この日は天気が最高に良くて、時間はあっという間に過ぎ去り、気が付いたら月が出ていた。

お月様の明かりでサーキットを走るのなんて生涯始めての経験だ。しろ、白、ホワイトが月明かりに照らされて、何だか妖艶な雰囲気がした。まぁ走っている自分には見えていない訳で、気がした・・・なんていうのもテキトーな話したが。

 

そしてブルーなコイツ

 

クルーザーって言うんだよね、最近は。アメリカンじゃないんだ・・・。日差しを浴びるととても綺麗な色を発色していた・・・ん? 「色を発色」は、おかしいぞ、発色でいいはずだ。もとい、綺麗な発色をしていた。重量も軽いので、カラーリングから受ける印象のまま軽やかに走る。上のホワイトとは全く正反対の性格だが、コイツに乗ると気持ちが「おおらか」になっていく気がする。そう! 気がする。これもテキトーな話だけど、「気」は間違いなくそのように感じている訳だ。「気は心」って言うじゃない。大切なんだよ気持ちは・・・。

楽しむってどういうことだろう? 人に優越感を与えるような事が自分の満足であり「楽しみ」として感じる人もいるだろうけど、それって? 個人的には何かに没頭できる事や、そこでなし得た達成感って言うのが、結果的に言葉では言い表せないほどの「楽しみ」として実感する物なんじゃないだろうか・・・。色々な楽しみ方ってあるだろうけど、楽しみから幸せが生み出されれば最高だよな。難しいけど。

で、今年最後に走った。ツルッツルタイヤ。スゲー楽しいバイクになっていた。何人かが乗り、同じような気持ちになったと言っていた。そぅ、そんな「気」がしたらしい。だが所詮「気」だ。だけども「気」って、とても大切だと思う。「その気」がなければ何も始まらないし生まれない。人の心を動かすバイク・・・そんなコメントを聞いて幸せを感じた。

これで良いじゃん。

Marry Christmas & Happy New Year!!

良い新年を・・・

 

 

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2009年12月10日 (木)

変わらない悦び

タイヤを替えた。

バイクはレストアが完了しつつあるSDRだが、そのタイヤには最新のモデルを奢っていた・・・22年も前のバイクに、最新の・・・は無理があるのか? Rr に関してはマッチングが良くなかった。まぁそれでも選択肢は多くない訳で。そこで変えてみた。

このタイヤ、プロダクションクラスで草レースを始めた'81年頃に使っていたタイヤ。何だか懐かしさがあるのだが、ゴム質や構造は新たに見直されたものらしい。

当時は 2レース使用していた。1 レースに何set もじゃなくて、2 race / 1 set 。

レースに行く時NEWにしておき、練習、予選、決勝と走り、翌月のレースまでの間に練習を1回。そしてそのまま次のレースまで使う・・・という " 2レース" だ。

エンジンパワーやタイムレベル、バイクそのもののポテンシャルも、その当時にマッチしていたのだろう。そのレースは毎月末の日曜日。1月から12月まで12戦。それに加え、正月2日に新年レースがあり、そこでランキング表彰式も行われていた。

毎月レース内容は異なり、15周×2 ヒート制だったり、30周×1ヒート制だったり、2時間の耐久レースだったり、1周1.5kmのコースだが、レースはとにかく飽きない。もちろん予選もレース♪ 

オリジナルなルールを参加者達が秩序を持って楽しんでいた。それで年間13戦のレースでシリーズチャンピオンだった。それがこのタイヤだ。要するにこれが原点・・・。

時代は常に変化するものだが、変わらなくて良いものもあって良いんじゃないかと思う。良い物は時間をかけて作り込まれ、ジックリと熟成された良さがあるはず。

愛用しているこのクリーナーは、'86 年に国際クラスへあがった時、先輩が使っていたのを借りて感動し、それ以来常に手元に1本はある。クリーニング効果だけでなく、艶出し効果、磨き上げていく時の滑り具合が心地良い。

数年前、1960年代後半から70年代初頭と思われる写真を見たとき、赤塚不二夫さんがレーシングカーと一緒に写っていて、その足元にコイツがあった。何だかよく分らないが嬉しかったのを覚えている。

今でも変わらずカー用品コーナーに置いてあるが、恐らくマニアしか手を出さないだろう・・・缶に描かれたデザインは極めて古い。今時の人には、これで綺麗になる気がしないだろうから。

でも良いんだと思う。製品の必要性を理解し、その製品作りに真剣に取り組み、その製品の良さを理解してくれる人がチョイスする。単純だ。目先の流行を追うのではなく、物の本質を見極めて大切に製品を使う。これが最近で言う本当の" eco " ではないだろうか。

でもな・・・見方を変えればこの製品、40年以上じゃない? 作り続けられているのは・・・。この年月の間、原材料や製造方法、時代の変化の中で安全基準や製造基準も大きく変化しているはずなのに、変わらぬまま消費者に届けられている。この技術や "心意気 " って、とても凄いことじゃないだろうか? 作り手の観点から言えば、それだけ優れた製品をその当時作り上げ、製品化していたということ。これも凄い !

散々バイクで遊び、バイクで転び、バイクに感動し、戯れてきたが、未だに飽きない・・・

でも思う。これでいいのだ !!

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