気持ちを切り替えて
まだまだ厳しい社会情勢が続いている。
日本の政治では、将来像どころか今をどう乗り切るか? でさえ簡単には答えが出ないでいるが、とりあえず来月4月から高校の授業料が無料化されることとなるようだ。これらも税金でまかなうのは間違いないが・・・
以前フランスで仕事をしていた時、国の政策として面白いシステムに遭遇した。それはレース活動を母体とする会社だが、ある一定の期間、大学生が社員と同じように出社し、主に設計を担当していた。毎日パソコンを使って製品の図面を作製し、社内で経験のある者達が議論して最終的に試作品を作成する。今度はそれを実際にテストし、何度か手直ししたりして製品化されていく。
ごく一般的な企業の流れだが、一番違うのは彼らが「学生」であること。そして大学で学んだことを、卒業する前に実際の企業で実践して経験を積んでいるという点。もちろんこれには賃金が発生するのだが、給料の一部を国が負担することで企業は人を1人雇うより負担が軽い。
規定の期間が終れば学生達は大学に戻っていくのだが、研修した会社が気にいれば、場合によっては大学卒業後に就職してしまうことも良くあることだとか・・・
このシステムには大きな魅力を感じた。
①大学卒業後、就職直後から即戦力になりうること
②学生期間でありながら、社会に溶け込む為の経験を積む事が出来ること
③受け入れる企業にとっても、仕事に対する人件費率軽減になること
④有能な人材育成になることで、将来的な国益につながること
もちろん色々な問題も必ずあるだろうが、同じ税金の使い方でもこの政策であれば最終的に国の利益に繫がっている = 国民の生活安定へと期待が持てると思える。
自分の目先の利益を求めたら、こんなシステムは成り立たない。もっと視野を広く持ち、業界や社会にとっての利益だとか、それぞれの立場が将来的に夢を持てることに繫がる・・・そんなことを皆が考えなくてはならないと思う。
寒い日が続いたと思ったら、必ず暖かな日がやってくるものだから、それを信じて今を踏ん張らねば!!
個人的には春が好きだ。何か生命のパワーを感じる。植物が芽吹いてきたり、動物たちも活動的になる。そう、全てが活動し始めることで、言葉では言い表せない地球のパワーを感じるから・・・
そんな春を待っていた先日、昔からの友人に誘われてダートトラックで走り回った。前日からコース整備して万全を期したつもりだったが、コースに撒く水の量を誤って、当日の朝はヌタヌタ。何とかみんなで修復し、午後くらいから何とか走行する事が出来た。
ダートトラックを初めて体験するロードレースライダー達も、時間を忘れ夢中になって走り回っていたが、滑るタイヤから何かを掴み取って欲しいと願う。滑るタイヤをコントロールするのではなく、どうやって滑らさないように効率良くバイクを前に進めるか・・・これが簡単じゃないんだな。でもロードレースに生かすには最も大切。彼らの今年の活躍に期待していよう。
「バイク遊び」と言えば、SUGO 24h Enjoyment in Race が気になっていたが、どうやら正式にSUGOのカレンダーに掲載されていることから開催される模様。
http://www.sportsland-sugo.co.jp/course/eventcal_2010-09.php
9月4日~5日(土日)。まだレギュレーションは発表になっていないが、今年はどんなレースになるのだろうか・・・