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2011年1月

2011年1月28日 (金)

結局買った

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昨年、久しぶりに財布を落とした。

まぁ「久しぶり」というだけあって、過去何回かある前科者。

今回は、掛川で業務を終え、仲間と自販機でドリンクを飲んで戻る途中、Box を付けたVOXにガソリンを入れようと立ち寄ったガソリンスタンドで発覚した。

クレジットカードを取り出そうとしたら、ショルダーバッグのファスナーが既に空いている・・・ん? あれっ? ないよ! 財布だけ・・・

思いだぁ~してみても、財布には自販機以降は触れていない。「やっちゃった!」事は紛れもない事実だが、最後に触れた場所からは25km 程度走ってきているし、ガソリンは既に「えんぷてぃ」。このままではガス欠してしまうので、すぐさま戻るわけにも行かず、戻ったところで25km走った距離の何処へ? 色々な思いが頭の中をグルグル走り回った・・・

冷静になり、何の根拠も無いが「きっとある!」そう信じて、まずは一旦事務所に戻り、給油用の1000円札一枚を握り締めてガソリンスタンドへ、まずは向かった。

走ってきた道路は幹線道路。救いは、その殆どが歩行者通行帯のない自動車専用道路だったので、人が拾うチャンスは非常に低いことくらいか・・・とにかく、反対車線の道路を見つめながら、あてのない旅に出たのだった。

トボトボと暫く走っていると、対向車線を走るトラックのタイヤが一瞬何かを巻き上げたように見えた。その瞬間、緑色と茶色が目に入った・・・希望的観測で、目の錯覚?? いや、茶色は財布皮の色、そして緑はバス乗車用のカードに間違いない!!!!!!! 気持ちは高まった。

しかしそれからが長かった。幹線道路なのでUターンは出来ない。しかもバイパスなので、路地も無く、先にあるICを一旦出て、反対車線に乗りなおさなくてはならない・・・焦る気持ちと、戻って確認出来たところが、お財布殿ではなかった場合、「またスタート位置から反対車線を走らなきゃならんな・・・」など色々な事が、「また!」頭の中をグルグル回っていた。

先ほど確認された付近に到着。トラックたちがブンブン走る脇にVOXを止めた。そこには見覚えのある色をした茶色の物体と、そこから飛び出したと思われる数枚のカードらしきもの、そしてチラッと見えた緑色のバスカードも確認された・・・あったよぉぅ!!!!!!!!

財布のファスナーは壊れ、カード類もあちらこちらに散乱し、中に入っていたコイン達はヒシャゲ、中のお札はシワシワ。お財布本体も見るも無残なキズだらけでの再会だったが、なくなっていたのは一枚のカードのみ・・・その瞬間、妙に愛おしかった。

それから暫くは別の財布を使っていたのだが、お金を出し入れするたびに「あの財布」の事件が頭をよぎり、心のどこかにずっと潜んでいやがった。これは不思議な感覚・・・

そんな思いの中、奴の購入時、特にブランドを意識して買ったものではなかったので、いまさら同じものを手に入れるのは簡単ではなく、あまり真剣に探してみようとは思っていなかったのだが・・・見つけちゃった♪

ヌメ皮で手触りがとってもソフト。使い込んでいくうちに色が変わっていく独特の雰囲気は、知らない間に強い愛着をもたらしていたのかもしれない。結局クリックして買っちゃったよ。

届いた新しい娘は、奴とは全然違う「色白」。でも「奴も最初はこんなんだったんだよなぁ~」なんて思うと、また愛おしくなってしまった。同じものを、もう一度買って使うなんて、日用品的な消耗品以外では初めてかもしれない・・・でも、初めて買ったときのウキウキ感とは違う、何か特別な感覚をもたらしてくれたのは紛れもない事実。

「そんな製品が手元にある」という思いは、本人にしか分からないものなんだろうけど、そういう製品や、そう思ってもらえる仕事をしたいものだと思った。

今は新しい財布を日光浴させ、少し色づいた頃を見計らって使い始めるのを楽しみにしている・・・

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2011年1月 5日 (水)

YZF-R15

Yzfr15

http://www.yamaha-motor-india.com/product/r15/specs.html

YZF-R15 でウロウロしてきた。

ほんの "Piccolo" - 150ccだけど、常用域のエンジントルクが豊かなので想像以上に快適。日本のレギュレーションでは、モーターサイクルでの高速道路走行は 126cc以上となっているが、僅か『23.8cc』だけ上回っているから走行可能♪。実際の走行でも充分問題なく合流加速、巡航可能な性能を持ち合わせている。もちろん ETC も付けた ! 最高出力は、たった17PSだが・・・

何よりもスタイル !

見た目のルックスは長男に当たる YZF-R1 譲りで精悍。サイズ的にも2世代前のモデルそっくりのフロントカウルが高い質感をもたらしている。

リッタークラスの所有欲も理解できるが、こういった気軽なスポーツバイクで走り回ってみると、使い切る楽しさや、自分の自由になるライド感満点で、モーターサイクルとしての醍醐味はリッタークラスに無いものがある。

最近の環境を考慮しても、まずは経済性抜群♪ 何しろ『TNP』・・・あぁ、低燃費ね。

ガソリンタンクが12L に対して、実際の燃費が40km/L 程度走れる!! 満タンで400km以上。これだけでも充分だが、タイヤ、チェーン、オイルなど日常の消耗パーツの単価も、リッタークラスに比べると格安。もちろん毎週のようにショートサーキットに持ち込んでも、経済性は抜群。

これならば、スポーツバイク初心者にも薦められるし、セカンドバイクとして傍らに置いておきたいバイクだね。おぉ! その横には Selow もだけど♪

150cc って、日本じゃあまり馴染みが無いけど、車検の無い 250cc クラスよりももっと気軽で軽いのが特徴。ちょっと前の Selow 225 のようなイメージかな。必要にして充分なパフォーマンスは、背伸びしない日常的なライフスタイルにマッチしていると思える。

結論 * アリじゃねぇ??

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2011年1月 4日 (火)

Happy new year !

「11_newyear_ac.jpg」をダウンロード

バタバタと時間に追われ、関根ともあまり遊べないまま年越しとなった。

昨年11月末、大変お世話になった方が亡くなられた・・・

バイクが好きで、気が付いたらレースに夢中となり、自分を試してみたくて故郷を離れた'86 年。親元を離れて初めての生活。初めての全日本選手権。先輩を頼りながらの遠征やバイク整備など、初めて体験する出来事ばかりで、あっという間のシーズンだったが、キチンと指針だけは与え続けて頂いた。当時は本当に不安だらけだったが、今思うと「自信を持つ為の術」を要所で教えられ、ただひたすらレースに打ち込んでいたと思う。

今の時代と違い、情報の入手方法や必要とする時間が格段に疎く、頼るのは基本的に雑誌。その雑誌も、場合によっては2ケ月近く遅い情報でしかなく、ほぼLive で情報が飛び交う現代では考えられない。だからこそ人と人のコミュニケーションの重要性や、貪欲さ、そして時として謙虚さなどを教え込まれた。

色々な思いもあるが、今となっては感謝の言葉を伝えられないままのお別れだったのが心残り・・・。

人を思い、自分を知り、今を理解し先を見て行動する。人間としてそんな当たり前のことが実は難しいしものだけど、その手法を行動で示すような方だった。

「topl2.jpg」をダウンロード

亡くなられる一年前に最愛の奥様を亡くし、「一周忌までは頑張る」と息子たちに公言し、それを全うした直後に体調を崩され、そのまま旅立たれたとのこと・・・

自身が旅立つ時まで、人生をどう生きて、どう死んでいくのか? 改めて生き様を教えられたような気がした。

今はただ、「お疲れさまでした。ゆっくりと休んでください」 としか言えないが、こうして時代は変化していく中、人として次の世代に大切なものは何か? を伝えて行く事は重要だと感じている。

ついつい目先の利益、自分への利害ばかり求めてしまう現代。本当に大切なのはもっと先、もっと広い視野で物事を捉え、それについて今出来る事、今やっておかなければならない事を確実に実行していく事であるはず。

次の世代に伝えられるもの、大きな飛躍は出来ないが、少しずつでも進歩できるように・・・

今年も楽しんでいこう♪

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